2013年1月18日金曜日

目標を口にする

 2013年。新しい1年の始まりです。
 1ヵ月後の目標、3ヵ月後の目標、1年後の目標、5年後の目標、将来の目標。目標と一言で言っても色々な目標があり、期間の設定も色々あります。

 しかし、目標とはどれも「未到達の自分」を目指すものです。すでにできていることを目標にすることはありません。つまり、目標を立てるということは成長しようということであり、より以上を目指すということです。

 また、目標はどれも将来につながっているということです。どんな小さな目標であっても、それは何かしらその先の自分のためのものにプラスになるものなのです。

 先日、子ども達に「今年の目標」を書いてもらいました。
 「えーっ」とびっくりする子、「何を書けばいいの」と聞いてくる子、すぐに書き始める子、様々ですがそれぞれに考えました。

 誰でも生きていく上で何か目標はあるはずです。しかし漠然としたまま心に思っていても、普段から目標を意識することはなかなかできず、心の底に眠ったままになりがちです。目標を自分の心の中だけに留めておくのではなく、実際の言葉にしてみる、文字にしてみると、目標が明確になり強く意識づけることができるものです。特に「誰かに伝える」ということは自分の中での重みが増してきます。

 ですが、いっぽ塾としてはここで終わってはやはり不十分です。子ども達の目標は
 「○○ができるようになる」
といったことが多いのですが、そこでもう一つ質問をします。
 「その目標を達成すために何をするの?」
子どもたちは
 「△△をがんばる」
 「△△を一生懸命やる」
となりますので、もう一歩踏み込んで
 「がんばったかどうかは何が基準?」とか「どうすれば一生懸命やったことになるの?」
と聞きます。すると
 「プリントの字を人が読めるように丁寧に書く」
 「毎日、10分はリフティングをやる」
など、少しずつ具体的になってきてやることが明確になり、行動しやすくなります。

 ややもすると目標ばかり大きく掲げたものの何もできないことがあります。目標を行動に移すには小さくてもいいので、具体的にする。そのことで逆に行動を起こしやすくさせるのです。

 わたしも子ども達に負けないよう、今年の目標を決めました。みなさんも一年の目標を決めてはいかがですか。